大正6年(1917)に発表され、今なお鏡花戯曲の最高峰として名高い「天守物語」。
成立100年を前にこの不朽の名作が、二人の幻妖絵師の対極かつ究極のコラボレーションで現代に甦る!
前作『草迷宮 特装版』は第 49 回造本装幀コンクールにて日本書籍出版協会理事長賞を受賞し、
世界で最も美しい本コンクール、Best Book Design from all over the Worldに日本代表として出品され、
ライプチヒ・ブックフェアにて展示。
それに続いて誕生した今作は、宇野亞喜良と山本タカトによる全く新しい現代の鏡花本『天守物語』。
成立100年を迎える2017年(平成29年)に向けて、今秋刊行!
斯界の頂点を極める二大絵師の夢の競演が、ついに実現!
今回出版の『天守物語』には日本語本編のほか英語対訳を併録。
日本の近現代幻想文学の開拓者であり、演劇、映画、漫画、小説と今なお多大な影響を及ぼし続けている鏡花文学の素晴らしさを、世界に向けて発信します。
ユニークな試みとして英語編は妖艶にして不覊奔放な宇野亞喜良が、日本語編は幽艶にして丹誠華麗な山本タカトがそれぞれ個性的な挿絵を描き下ろし(本画および下絵を収録)、鏡花世界を舞台にイマジネーションの競演を繰り広げ、かつてない「天守物語」をお楽しみいただきます。
新刊『天守物語』(普及版)と既刊『草迷宮』(普及版)山本タカト=泉鏡花シリーズ2冊とポストカード4枚が付録されたベーシックなセットです。
ポストカードは『天守物語』から宇野亞喜良挿絵1葉、山本タカト挿絵1葉、『草迷宮』から山本タカト挿絵2葉が付録されます。(絵柄はランダムになります)
近代幻想文学の名著が二人の人気現代幻想画家の絵筆によって鮮やかに甦ります。
普及版『天守物語』(Wサイン本)
作 泉鏡花/画 宇野亞喜良・山本タカト
解説 穴倉玉日(泉鏡花記念館学芸員)
〈仕様〉A5判、本文256頁(和英バイリンガル)、上製かがり丸背、しおり1本、カバー装、図版:本画37葉、下絵46葉
普及版『草迷宮』(サイン本)
作 泉鏡花/画・跋文 山本タカト
解説 穴倉玉日(泉鏡花記念館学芸員)
〈仕様〉A5判、248ページ、上製かがり丸背、しおり2本、カバー装、図版:本画28葉・下絵29葉収録
ポストカード4枚付き。
*ポストカード画像はセットの一例です。